2010年3月10日
製紙業界は市場の国際化、原料の国産化の局面へ
製紙原料の木材パルプの国内消費量が落ち込んでいる。昨年後半からの紙製品の減産が影響しているものとみられるが、紙・板紙の国内出荷量も落ち込み苦しい状況となっている。さらに主原料の木材輸入チップが大幅に減少、国内製紙各社は海外への市場拡大と同時に、国産原料の確保といった戦略の岐路に立たされている。
日本製紙連合会によると、木材パルプの2009年国内消費量は前年比19・9%減の1530万トンで「約20年前の水準まで落ち込んだ」。特に印刷・情報用紙が18・9%減、チラシなどの塗工紙が23・1%減で、国内出荷量全体では12・7%減。