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2009年7月10日

シリーズ「この人」藤井博美さん・藤井ハウス産業株式会社社長

藤井博美さん・藤井ハウス産業株式会社社長
(ふじい・ひろみ)昭和27年生まれ56歳。愛知学院大学経営学部卒。平成6年、藤井ハウス産業代表取締役社長。日本木材青壮年団体連合会東海地区協議会長、日本集成材工業協同組合、岐阜県木材協同組合連合会理事、養老町商工会役員など歴任。

時代ニーズ対応し常に新事業模索

集成材総合メーカー藤井ハウス産業株式会社(岐阜県養老郡)が今期創立60周年を迎える。創業社長の故藤井博氏の長男で3代目社長の藤井博美社長を中心に役職員は、創業時から見ると大きな変貌を遂げて変化している集成材需要環境の様変わりと、リーマンショック以降のこれまでの成長モデルの破綻と新エネルギー革命の進展の中で、同社独自の新たな成長モデルの模索実行を試みている。

今期創業60周年を迎え同社は既報の通り中核を成す集成材事業を化粧張り、積層、ムク賃加工の3本柱に据え新たにムク賃加工を増やした。このムク賃加工は顧客の要望が増えており、同社が蓄積してきたすぐに現場施工できる集成材最終加工技術と設備を生かしたものだ。

賃加工できる工場が減少した半面、地域材のスギ、ヒノキを公共木造施設や民間住宅など環境問題から需要が増えていることも後押ししている。工場内部も、集成の需要環境の変化に合わせ、化粧張り部門を集約し1カ所に整理し、積層材部門を広く取り、ここで新事業のムク賃加工も行う。

現在工場敷地2万3000平方メートル、建物1万6800平方メートルの広さを持つ。

藤井社長は「先輩の役職員が苦労して広い工場を建設してくれたことで、こうして新事を行うこともできる」と説明する。

創業から今年60周年を迎えるが、幾多の変遷と時代の試練にさらされてきた。そして今後の事業と経営の舵取りも時代ニーズの変化に対応していかなければならない。世界的金融危機後の低成長時代と、歴史的なエネルギー革命の台頭の中で新たな時代を迎えており、同社も新たな成長モデルを模索していかなければ次の創業70周年、80周年は無事迎えられない。

こうした厳しい試練が続く中で、藤井社長にとって心のなごむ出来事があった。娘さんに双子の孫が誕生したことだ。創業60周年と共に今年は記念すべきことが重なった。

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