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2009年6月10日

シリーズ「この人」大高一成さん・森林インストラクター

大高一成さん・森林インストラクター
(おおたか・かずなり)昭和11年中国大連市生まれ。能代高校卒後農林水産庁に入庁、林野庁福利厚生課、前橋局の原町営林署長、平署長、秋田局の新庄署長から能代市技術開発センター所長に転身。能代市木の学校施設長を兼任、平成14年に退職、能代木産連相談員、県立能代工業高校の非常勤講師、(財)日本住宅・木材技術センターなどを経て、現在は森林インストラクター。

「地球温暖化対策」は即「森林対策」につながる

国有林を定年のはるか前に退職、請われて木都・能代市の技術開発センターの所長に就任した。

国有林時代も原町(現前橋)、平(同)、新庄(秋田局)営林署の署長を歴任、いずれも地元林材業界に密着したユニークな署長として人気があったが、国有林を離れてから、能代市での活躍には目を見張るものがある。

まず「木の学校」を能代市民の身近なものにして、木と親しみながら小家具やマスコットなど、主婦でも作れる木工品を題材にして人気を集め、たびたび地元新聞やテレビなどで紹介された。

また国有林事業に精通していることから、自治体と国有林との橋渡しとして、能代木産関連の相談員なども務め、能代工業高校の建築木材料・木材技術コースの非常勤講師を務めるなど大活躍。

今年4月には、白神山地やその周辺の自然について調査研究と、その保全に関する事業を行い、自然環境保全の啓発および地域の活性化、自然を活用した産業の育成、環境教育の普及、さらには地球温暖化防止のための植林活動にまで手を伸ばそうという目的で「NPO法人あきた白神の森倶楽部」を設立、その代表者となった。

精神年齢が若く、多趣味で何にでも興味を持って取り組む好奇心旺盛な若者のようなキャラクターで、能代市民合唱団や高度な歌唱力が要求されるコーラスグループにも所属。
また、お芝居(演技)もこなすところから、毎年冬に能代市文化会館大ホールで上演される「能代ミュージカル」でもレギュラーキャストに加えられており、校長先生役や村の長といったオイシイ役を与えられている。

最近は「能代まちづくり合同会社」でも活躍するなど、公私ともに多忙なこの人だが、森林に対する信念はいささかも揺るがない。

「今はフリーで、森林インストラクター、自然保護観察指導員として活動しているが、森林には課題が山積している。京都議定書で日本は二酸化炭素の排出量6%減を目標とし、そのうち3・8%を森林の炭素固定力に依存するというが、秋田の杉林も放っておけば確実に広葉樹林化し成長量が減る。今こそ手入れをしなければならない時期。地球温暖化対策は即、森林対策だと思う」と強調していた。

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