2009年5月10日
シリーズ「この人」片桐雄祐さん・(株)内田洋行
(かたぎり・ゆうすけ)1980年生まれの28歳。千葉大学デザイン工学科卒。同大学院修了。2005年に(株)内田洋行に入社。入社時より、新発想のユビキタス・システムに取り組む。2007年6月から、北海道営業推進部に勤務。
オフィス家具に新発想、間伐材など「木」のある空間作りに取り組む
オフィス家具といえば、誰もがスチールのテーブル、イスなどを思い浮かべるが、「旧来のビジネスモデルは衰退してきています。新しいモノづくり、モノ売りのスタイルを模索しています。我々、オフィス事業部の仕事はこれから少量多品種の時代になりました」と片桐さんは語る。確かに、どこの会社に行っても、金属、樹脂、ガラスで構成されたオフィスの光景は、企業の個性を感じさせない。
そこで、片桐さんたちが考えた新しいコンセプトが「ユビキタス・プレイス」というものだ。ユビキタス・プレイスというのは「いつでも、どこでも誰もが簡単にコンピュータを使って自己表現や他者とのコミュニケーションができる環境を作ること。同時に多種多様な業種・業態の企業とのコラボレーション(協働)が成り立ちます」とのこと。オフィスを他者とのコミュニケーションの場と捉えるわけだ。
そして、ここからが(株)内田洋行の新発想の面白いところなのだ。「地材地消はユビキタス・プレイスの一つの手段と考えます。ですから、間伐材を利用した環境づくりを積極的に進めます」という。「オフィスの中で、雰囲気の違う空間を作る。木の板壁、ついたて、カウンター、それに社内でパーティができる木の屋台もあります。木製品は品質が不安定で大量生産に不向きというイメージがありましたが、品質が不安定でも良いと考えれば、間伐材は安いなど木の欠点が克服されたわけです」ということだ。そういうことで、木のトレイやテーブルが量産されているそうだ。同社では、道内の木材メーカーとも連携して木製オフィス家具の販売に力を入れている。
「大事なことは、地元の生産者、消費者がともに生産・消費活動を行ない、これを維持し続けられるコミュニティを形成することです」という。こうした考えを具現化した同社北海道支店の1階にオープンした「協創広場―ユーカラ」は、産学官にコミュニケーションの場として広く利用されている。
▽問い合わせは左記へ。
http://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
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