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2009年3月30日

シリーズ「この人」堀内義美さん・堀正製材・建設代表

堀内義美さん・堀正製材・建設代表
(ほりうち・よしみ)昭和34年3月生まれの50歳。木造建築物プランナー・2級建築士。シロアリと腐朽に強い究極の土台「ハイガー・ウッド」を開発したほか、形状記憶木材や木造建築物の耐震補強装置、ユニット住宅工法、規格化したプレカット材の特許保持者でもあるアイデアマン。

「安心・安全な究極の土台づくり」に情熱

「信頼される住宅づくりの基本は、シロアリや腐朽から床下を守る安心・安全な土台を使うこと」を信念に、シロアリと腐朽に強い究極の土台づくりに情熱を傾け、桧加圧防腐防蟻処理を開発した堀正製材・建設(宮崎県北諸県郡)代表の堀内義美さん。

開発した製品は「ハイガー・ウッド(HGW)」。堀内さんが10年前に発案した「形状記憶木材」(特許)の知識を利用した独自の技法で加工。耐久性の高い国産ヒノキ材のヒノキ成分はそのまま残し、JAS認定の加圧注入法で処理したシロアリと腐朽に強い究極の桧土台として注目されている。

乾燥木材を喰うアメリカカンザイシロアリの被害が、今年1月のNHK「クローズアップ現代」で放映されてからハイガー・ウッドの問い合わせや注文が増えていると言う。

「人工乾燥材は熱処理の過程で防腐防蟻成分が失われるが、ハイガー・ウッド製品は同成分を失わない特殊処理をしたあと、木材内部まで薬剤注入しているのでシロアリは食べません。また、国指定の環境に優しい人畜無害の薬剤で、保育園などの木製遊具にも多く使用されています」と説明する。

このほか同製品は建築現場での防腐防蟻処置が軽便な作業で済み建築コストが安くなり、高品質の桧土台を提供、信頼ある住宅づくりができる。また、端材や木屑を焼却しても無害で、灰も一般廃棄物として処理可能で、特売などで大量に仕入れても半永久的に在庫することができる。

同社では、ハイガー・ウッドに続いて、無色透明の防腐防蟻剤(AAC剤・レザック)を加圧注入した桧材ハイガー・ウッド「クリスタル」と、住宅柱用の乾燥加圧防腐処理材ハイガー・ウッド「ドライ」の新商品も開発(いずれも商標登録出願中・賠償責任保険加入)している。同製品を常設展示しているナイス(株)福岡市場で開かれたスプリングフェスタでも工務店、販売店の関心を集めていた。

堀内さんは「木造建築物の耐震補強装置」「ユニット住宅工法」「規格化したプレカット材」の特許保持者でもあるアイデアマンだ。「究極の桧土台づくりは、父親(先代社長)の時代からの工務店経営の経験が発想の原点にあると思う。200年住宅にも対応できるシロアリと腐朽に強い安心・安全で信頼される製品を提供するのが我々の使命と思っている」と話した。