2008年12月20日
紀州杉材を使用した新工法建物が東大に完成
東京大学くうかん実験所
東京大学の構内に紀州材の間伐材を生かした斬新な工法の建物が完成し、関心を集めている。
紀州杉材をブロックに加工したものを積み上げてつくる「木造ブロック積層工法」でつくられた建物は、建築家の平沼孝啓さんと東大生産技術研究所の腰原幹雄准教授らの共同研究で進められてきた。
延床面積約47平方メートルの"かわいい建物"で、紀州の杉材約32立方メートルが使われた。
この工法には38、45、51ミリ×89ミリの3種類の木材ブロックが用いられており、ブロックの積み増し具合によって隙間から外光が取り込める設計も施されており、内観の木肌のやさしさが際立つようになっている。
紀州材の強度性能の高さが評価されて採用が決まり、今後は小ブロックで使えるため、間伐材の有効利用にも期待が広がる。
建物の名称は「東京大学くうかん実験所」と決まり、研究の成果展示や紀州材のPR施設として利用されることになっている。