2008年11月30日
シリーズ「この人」中島紀于さん・中島工務店代表取締役
(なかしま・のりお)
中島工務店代表取締役。昭和38年同社設立。岐阜県中津川市加子母に本店含む10カ所の関連会社がある。人口3千人ほどの加子母にあって従業員数300人の企業トップは、地方再生のため産業育成に情熱を傾ける。
産業育成で地方再生目指す 加子母の顔
中島紀于さん(64歳)と言えば岐阜県、特に東濃や飛騨では知らない人はいないほどの有名人の一人。山並みに囲まれた岐阜県中津川市加子母。ここに中島さんの経営する(株)中島工務店の関連会社や事業所が10カ所以上ある。他にも県内4カ所に支店、県外は東京、名古屋、大阪、神戸に支店と営業所がある。
人口3300人のうち300人が従業員
こうした会社、事業所や支店で働いている人は300人になる。加子母の人口が3300人だから、その家族も含めると相当な人数になり、加子母の経済、産業を支えている規模だ。だが、この300人の従業員の全てが加子母の人ではない。中島さんの地域再生を目指す情熱や独特のキャラクターに魅(ひ)かれ、または住宅、社寺建築や土木(中島工務店)、プレカットと集成材(協同組合東濃ひのきの家)や園芸、野菜づくりの仕事(ファンファーミング農場とかしも花市場)と、加子母の豊かな自然の中で働きたいと加子母に住所を移したひとも多い。
さらにこうした会社の他にも地元の産物を国道沿いで販売する「かしも産直市」がある。この販売所には家族で作った野菜や果物それに大福や漬物など持ち込んで委託販売する現金収入の場になっている。年間2億500万円売る。最高齢90歳代の住民も現役で出荷に励み、家族の協力や励みと生き甲斐になっている重要な場所だ。中島さんは他にも住宅や建築専門家を育成する職業能力法人「木匠塾」の理事長も務めている。
先頭に立って視察の案内やPR
中島さんは朝早くから、加子母の事業所を回り、さらに東京、大阪方面へも飛ぶ。都会や業界、大学などから同社関連事業の視察に訪れるひとの案内も進んでおこない、自社のバンガローで寝食をともにしたりする。現在は住宅関連が不況で、中島さんは住宅や集成材、産物の営業の先頭に立ってPRする。