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2008年11月10日

シリーズ【この一葉】上神梅駅

駅舎とプラットホームが国の登録有形文化財に―。わたらせ渓谷鐵道「上神梅」(かみかんばい)駅の駅舎は1912年(大正元年)に建築された木造切り妻づくりのレトロなもの。その後改築されて1930年(昭和5年)ごろ現在の姿になったという。黒ずんだ柱や壁の木材が、長年の風雨に耐えてきた歴史を物語る。

かつての国鉄足尾線を引き継ぎ無人駅となった今でも、改札口には昔使われていた木製ラッチが残る。かつてはここで駅員が1人ひとりの乗車券を検札しつつ、駅の利用者と何気ない会話を交わしていたのだろうか。筆者はそんな“鉄道全盛期”には生まれていなかったが、この駅舎にはそんな記憶を伝えてくれるチカラが宿っているのかもしれない。

▽「上神梅」駅=群馬県みどり市大間々町上神梅245番地。都心からはJR両毛線「桐生」駅、または東武伊勢崎線「相老」駅でわたらせ渓谷鐵道に乗り換え、それぞれの駅から5つ目、3つ目。

▽わたらせ渓谷鐵道公式サイト=http://www.watetsu.com

☆写真提供=杉山健さん(江東区、新和印刷(株))

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