2008年11月5日
シリーズ「この人」早川金光さん・買方組合理事長
(はやかわ・かねみつ)昭和28年5月生まれの55歳。平成11年に仲間と千葉県木材青壮年協議会を設立。全買連副会長、都買連理事長、千葉県木材振興協会副会長として活躍中。業界の親睦、交流にかけて労力は惜しまない。
消費者のために、業界活性化に一役買った
最近はどこの市場も来場者が少なく元気がない。木材市場関係者共通の悩みの種だ。
都内の製品市場の買方のなかに、こういった原因は若手の参加がないからとして若手会の結成にこぎつけ、市売4者(荷主・市場・問屋・買方)の情報交換会に取り組み、市売の活性化に努めているひとがいる。都内では数少ない木材市場の東京木材市場で買方組合理事長の職にある早川金光さん、そのひとだ。
早川さんは、(株)早川の社長でもある。同社は大正14年に金光氏の祖父の早川金蔵氏が東京江東区平野に銘木問屋早川金蔵商店を創業した老舗。疎開で千葉県南房総市千倉に移転、昭和30年ごろから地元の工務店へ一般木材の小売を始め、昭和57年に父の早川由夫氏を亡くして29歳で早川さんが3代目社長に就任。平成2年に(株)早川に改組。同3年に新工場を建設して米松の注文挽立材を販売、現在は工務店売りが70%で米松の問屋売りが30%となっている。
「買方組合の50歳未満の若手に呼びかけ、親睦と交流を図りながら木材業界としての研さんを積むことが目的。1昨年から3回の勉強会を開き、17人が参加して4月発足にこぎつけた。自分の経験から先輩から木や社会勉強など多くのことを教えてもらったことが今の基礎になっている。若い時だから市場に顔を出すことで、いろいろ教えてくれる。40代で顔を出したのでは教えにくいし聞きにくい。20〜30代の若い人には『皆出てきなよ、その日が何もなくとも何かしら身に付くことがある』と声をかけている。親睦からスタート、自分のために活動したら、そのことが市場の活性化につながっていく。これからは皆の力を吸収してやっていきたい。また、東友会が発展して新木場から全国への発信基地となってほしい」
若いひとが市場に来ること、それが市場の活性化につながる。市場の活性化で業界も盛り上がる。盛り上がった業界でいい商売ができる。いい商売は消費者のためにもなる。早川さんの熱い想いが消費者に届くのもそう遠くないはずだ。