2008年10月25日
育成から利用へ「全国森林計画」決まる
政府はこのほど、次期「全国森林計画」を閣議決定した。計画は、造林計画を現行並み、伐採計画を間伐中心に増加する傾向で森林の有効利用の特色を強めるものとなった。来年4月1日からの実施に合わせて都道府県、市町村など各自治体レベルでも計画策定を順次進めていく。
「全国森林計画」は、森林・林業基本計画に示された目標を実現するため、森林施業の基準や伐採、造林の具体的計画量を定めるもの。次期計画期間は平成21年4月1日~36年3月31日。都道府県知事や市町村長らが策定する地域森林計画などの規範として活用される。
次期計画は、現況に対して針広混交林化や長伐期化などに力点を置き、育成複層林の整備面積を計画期末で対現行比150%ほど引き上げる目標を設定。また、伐採計画においては間伐材積を136%に引き上げ、伐採材積総数で122%の目標とし森林計画を育成から利用へシフトする傾向を強めている。
今後は、同計画を基準に地域森林計画や国有林森林計画、市町村森林整備計画の策定を進め、来年4月の運用開始に合わせる。