2008年10月20日
南洋材丸太、東京港入荷は3カ月連続ゼロ
東京港に南洋材丸太の入荷がない。今年6月以降、3カ月連続入荷ゼロの異常事態に関連相場もじり高となっている。荷動きは停滞、不振が続く国内販売。「1次問屋から2次問屋への木材の動きが止まりつつある」「在庫のタイト感が出始めた」「強気で商売しているところもある」(問屋)という。日本南洋材協議会・東京支部がまとめた9月末の市場分析および相場評定でわかった。
先行きの気配は、合板用丸太、製材用丸太ともに「保合」としたものの、価格は製材用ラワン(マレーシア・サバ州)を200円上げの1万6800~1万7300円(石)。また、合板用ラワン(マレーシア・サラワク州)を100円上げの8900~9000円(同)とした。
東京港の7月末在庫は7176立方メートル(対前年同月比90・6%減)、8月出荷は5876立方メートル(同54・9%減)、8月末在庫は1300立方メートル(対前月比81・9%減、対前年同月比98%減)となっている。
一方、全国を見ると、南洋材丸太輸入実績の8月入荷は7万7643立方メートル(愛知2万9844立方メートル、東北1万8407立方メートル、中国9653立方メートルなど)、製材品輸入実績の8月入荷は3万203立方メートル(製材1万1673立方メートル、加工材1万8530立方メートル。中国1万605立方メートルやフィリピン671立方メートルなどを含む)となり、引き合いムード低調ながらも、まだまだ荷動きはある。
商社筋によると、インドネシアの合板マーケットは「中近東やアメリカ、韓国向けに生産していた工場が新規契約に苦労している」。また、マレーシアの合板マーケットは「相変わらずのコスト高。労働者不足なども重なり、合板工場買付価格の大幅な下落は考えにくい」という。