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2008年10月15日

原木関税80%が間近、製品価格が続伸

来年1月から実施される北洋材(ロシア材)原木の輸出関税80%引き上げの期日が間近となり製材業界の脱丸太対策はさらに進んでいる。加えて産地の天候悪化による出材減で製品、半製品の入荷も低調になっていることから需給が引き締まり、品薄感で製品市況が大幅に続伸している。

国内製材工場の丸太離れを反映して北洋材丸太入荷量は1~8月で前年同期比60%減と大幅減少。産地の長雨による出材難で現地加工される製品の対日入荷も例年に比べ40%減と低調になり輸出価格も上昇していることから、国内需給は近年にない引き締まりを見せ、製品価格は大幅に続伸。

アカ松タルキはグリーンで5万8千円(立方メートル、問屋着)、KDで6万5千~7千円となり、グリーンは一部6万円台の声さえ聞こえてきた。エゾ松、カラ松製品についても強気一色の相場展開だ。

先行きについては丸太入荷が年末まで低水準に推移するのは確実で年間ベース200~250立方メートル程度になる見込み。一方、製品、半製品も現地の回復遅れが目立ち、早い時期からの入荷増が期待できそうにないことから、国内製品市況はしばらく値上げ基調が続きそうだ。

北洋材の加工や流通業者で組織する日本北洋材協議会(通善一洋会長)の定例会では、施工後のロシア政府の政策変更などは予想されるとするものの「来年1月からの80%引き上げはこのまま予定通り行われる」との見方が示された。今回の政策によってロシア現地サプライヤーの採算悪化も顕著になっており、先行きについては天候悪化も重なった供給不安と価格高騰など不透明感が強まっている。