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2008年7月10日

平成20年林野庁「主要木材の短期需給見通し」

住宅着工は104~108万戸台と予測 着工回復の遅れ、在庫調整で各材ともボリュームダウン

林野庁はこのほど主要木材の短期需給見通し(平成20年第3四半期及び第4四半期)を策定。今年の新設住宅着工戸数を104~108万戸台と想定したなかでの需給予測値は「各材とも在庫調整の傾向が強い」(委員)と軒並み前年実績を下回る数字が示された。

策定した委員会では、第4四半期の数字について「住宅着工が緩やかに回復することや、北洋材の代替が米材や欧州材に出てくることなど期待値含み」と説明している。

国産材
製材用丸太の需要は、住宅着工の回復に時間を要していることから3、4四半期とも前年を下回り、総需要が1163万1千立方メートル(9・5%減)の見通し。

米材
需要(港頭出荷量)は丸太、製材とも船運賃の高騰、米国の木材市況低迷など出材意欲の低下はあるものの、後半から北洋材の代替需要が見込まれることから3、4半期は前年を上回る見通し。供給は4四半期で丸太、製材とも2ケタ増の見通し。

欧州材製材
供給は産地コスト高となるものの、在庫調整の進展や北洋材の代替需要などから4四半期で73・2%増の見通し。

南洋材
製材用丸太の需要がパレット向けで見込まれる一方、合板用丸太は産地丸太価格の上昇や船運賃高に加え、国内需要の回復遅れなどから減少。製材用、合板用合わせると3、4四半期とも大幅減の見通し。

製材品の需要は、着工回復の遅れで減少する見通し。

北洋材
丸太需要は、産地価格の上昇や翌年の輸出税増税などから3、4半期とも前年を下回る。供給は、丸太が輸出税引上げ直前の影響で4四半期が82・6%増、製材品も国内製材工場が原料を原板にシフトする動きもでてくることから93・3%増となる見通し。

NZ・チリ材
丸太需要は、梱包、パレット向け需要が堅調なことに加え3、4四半期とも前年を上回る見通し。製材品需要も一定量見込まれることから微減でとどまる見通し。

合板
国内製造合板は需要が住宅着工の回復が遅れていることから3、4四半期で75~80万立方㍍の見通し。供給は在庫調整の進展で70~74万立方メートルで推移する見通し。
一方、輸入合板も重要が3、4四半期とも90万立方メートル、供給も重要が伸び悩むなか、在庫調整の進展で3、4四半期とも88万立方メートルは確保する見通し。

構造用集成材
輸入集成材は、着工回復の遅れ、原料コストの高止まり、国内製造品との競合から3四半期で25・3%減の供給見通し。国内製造集成材は、在庫調整が緩やかに進展することから前年横ばいの見通し。