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2008年4月10日

【熊本県】全国初「森林認証の森」体験ツアーに300人

「森林認証の森」の家づくりに関心しめす参加者は雨にもかかわらず300人に達した
「森林認証の森」の家づくりに関心しめす参加者は雨にもかかわらず300人に達した

天然乾燥100%の「森林認証の住まい」で地球温暖化防止、低炭素社会実現を目指した企業活動を展開する新産住拓(株)(本社、熊本県熊本市近見8丁目=小山英文社長)はこのほど、熊本県球磨郡水上村で桜まつりと「森林認証の森」体験ツアーを行った。

同社の生産現場見学ツアーはこれまでに年2回、12年間実施してきたが、今回は全国初の県有林「森林認証の山」ということで関心も高く、雨にもかかわらず過去最多の120組約300人が参加。現地では杉52年生の伐倒実演と輪掛け乾燥、葉付き乾燥現場を興味深く見学、木の伐倒時には拍手と大きな歓声が起きた。

現地で説明に当たった小山幸治会長は「ここは森林認証の県有林を入札で買った52年生の杉、桧人工林です。伐倒した木は葉付き乾燥するため2~3ヶ月このままにして、重量を軽くする。運賃も3分の1安くなり、木材に虫も付きにくくなると専門家も評価しています。更に原木土場で天然乾燥しているので、化石燃料を使わず環境に貢献できる。杉の品質を活かす意味からも乾燥は自然が基本、木の特性を活かし大事に使うようにしている。家は地域材で建てるのが一番で、素材生産業者、製材所と連携した地産地消の家づくりを基本にしています」と自然乾燥の良さを分かりやすく説明した。見学者の一人は「初めて木が伐倒されるのを見て感動した。家を建てるならやはりこんな木で建てたい」と語っていた。

生産現場を見た後、市房ダム桜まつり会場、新産住拓多良木プレカット工場、森林認証材約3000立方メートルを天然乾燥中の土場見学や、人吉城資料館、人吉クラフトパーク観光なども楽しんだ。

同社は、九州初、住宅会社では国内2番目にSGEC認証を取得。昨年10月から「森林認証の家」販売を開始し、すでに90棟を契約、4~5月で100棟、今年中に新産グループ全体で「森林認証の家」150棟の完工を目指している。小山会長は「これからは森林認証材の時代が必ず来ると思う。熊本の地から認証材を発信し、全国的に普及することを目指したい」と語った。

用語解説
SGEC認証

SGEC(Sustainable Green Ecosystem Council)「緑の循環」認証会議日本独自の森林認証制度で2003年設立。森林が適正に管理されていることを第三者の立場で証明する制度。