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2008年3月25日

2007年木材輸入実績
丸太(15%減)、製材(14%減)とも大幅に前年下回る 着工減以外に供給事情の変化が影響

2007年の木材輸入量は丸太が前年比15%減の897万立方メートル、製材が同14%減の736万立方メートルと大幅に前年を下回った。財務省発表の貿易統計でわかったもので、同17・8%減の新設住宅着工戸数に比例するかたちとなった。

これまで需要でリードしてきた日本の木材輸入だが、中国やインドをはじめとする新興国の木材需要が急増する世界的な木材需給事情を背景に、環境変化の兆しが見え始めた。特に丸太は産地価格の高騰によって国内向けの供給シーンを圧迫し始めている。

需要面では着工戸数に比例する数字を示した丸太だが、主要材の北洋材(19%減)、米材(10%減)、南洋材(22%減)の減少理由はほかにもある。減少幅の大きい北洋材は「輸入過剰の戻し分も影響」(林野庁)、南洋材は国内合板事情が国産針葉樹合板へ急速にシフトした影響も加わった。

一方、製材はトップシェア争いをする米材(21%減)、欧州材(13%減)が減少幅の違いでさらに肉薄した。総輸入量の3割を占めるカナダ材が23%減と米材輸入量を大幅に後退させた。現地工場の労働ストライキが予想以上に伸び供給事情の悪化が影響した。

そのほか、輸入量を見ると合板が20%減の343万立方メートル、木材チップが4%増の1434万トン。

解説

※2007年新設住宅着工戸数 姉歯1級建築士問題に端を発した耐震偽装問題を受けて、国土交通省は07年6月、問題が指摘された建築確認の審査を厳格化した。いわゆる改正建築基準法。施行直後の7月の着工戸数は前年比23・7%減、その後も37%減(8月)、最大下落幅となった44%減(9月)を記録した。結果、106万741戸という40年前の水準に落ち込んだ。