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2008年3月15日

【防日本木材保存協会が認定】木材防腐・防蟻剤としてホウ酸塩木材保存剤の使用が可能に

荒川代表「国産材の付加価値向上に貢献できる」

日本木材保存協会はこのほど、USボラックス社(コロラド州)が製造するホウ酸塩を主成分とする木材防腐・防蟻剤「ティンボア」を、日本工業規格JIS K1571に適合する加圧処理用木材保存剤として認定した。これまでホウ酸塩木材保存剤は日本では認定されていなかったが、今後は米国、ニュージーランドなどと同様に使用に向けた門戸が開かれ、日本の住宅業界および消費者にとっては新たな木材保存剤が選択肢に加えられることになる。

今回の認定取得で、ホウ酸塩木材保存剤「ティンボア」は「屋根や外壁板等により風雨から遮断され、かつ地面に直接接触しない建築用木材」のようなユースクラス2の木材防腐・防蟻剤として公式に認めら、使用できるようになる。

米国、オーストラリア、ニュージーランドなどではすでに木造住宅を腐朽や蟻害から護る上で50年以上の実績がある。

ティンボアの成分であるホウ酸塩には、住宅を腐朽菌やシロアリから守り、しかも人間、ペット、環境に対し安全であるなどの特徴がある。

また、拡散型保存剤で水分を媒体として木材の芯部まで浸透していく性質があり、この性質を利用すれば、製材直後の含水率の高い木材を加圧注入あるいは浸漬処理し、適切な条件で養生することで材芯部まで保存処理できる。

NPO法人ホウ素系木材保存剤普及協会代表の荒川民雄氏は、こうした特徴を生かして「山林や製材業界と提携して国産材製品の付加価値向上に貢献していきたい」と抱負を語るとともに、今後については「200年住宅の政策も動き出し、住宅の高耐久化も強く求められていることから、従来のCCAやACQ、銅アゾールのような固着型保存剤と拡散型保存剤であるティンボアを用途に応じて上手に使い分けることで、保存処理木材に対する消費者の信頼を高めることができる」との考えを示している。