2008年3月10日
シリーズ「この人」渡邉信吾さん・東濃ひのき製品流通協組参事:町の環境大使役に忙しい
ストップ温暖化全国大会の表彰で審査委員長の中島誠之助氏(左)と渡邉氏
バイオマス発電と余熱利用の乾燥機。地域製材工場の杉、ハリ、ケタ乾燥とグレーディングマシンの強度表示、同製品の販売を行う
東濃桧産地で林業、製材から産直住宅の町で知られる岐阜県加茂郡白川町の「東濃ひのき製品流通協同組合」(杉山計弘理事長)の渡邉信吾参事は、最近では町のあるいは同県の環境大使役として東奔西走の活躍ぶり。
同協組は木材製品販売、小径木加工から始まりプレカット工場さらに廃材や木屑など燃料にしたバイオマス発電とその余熱利用の木材乾燥(写真)、グレーディングマシンと加工ラインまで有し、地域産業の中核になっている組合。環境省主催のストップ温暖化「一村一品」大作戦全国大会2008(2月9,10日東京で)でその取り組みを発表し優秀賞(森のエネルギー賞、写真)、住まいの総合展ぎふ(2月17日産業会館)では「木質ペレット推進セミナー」(県、日本住宅・木材技術センター主催)で講師も務めた。
「企業や団体ばかりでなく行政の見学もけっこう多い」(渡邉信吾参事)というだけに今日では全国的に知られた協同組合。
地域の共同事業に必要な設備は、国や県だけでなく地元の白川町も予算をできるだけ奮発して活気のある林業地域になれるように支援してきた。最近では切り捨て間伐を少なくし高齢者の仕事にするために「間伐材1㌧当り1万円で町が買い取る」事業を今年度スタートし好評だ。人力で運び易くするために長さ1㍍まで短くして良く、その間伐材は同協組や同町森林組合で木工や丸棒、さらに燃料に利用している。
ストップ温暖化「一村一品」大作戦全国大会では、全国1074件の応募で都道府県代表が選ばれた同協組など出場してその取り組みを大会で渡邉信吾参事が発表。見事に優秀賞に輝いた。
「バイオマス発電による循環型地域社会をつくっておりこうした仕組みによる2酸化炭素削減量は白川町の人口1万人が息をして出す量に匹敵する」と説明。ただ余り儲からない事業だと正直に説明した。ちなみに最優秀賞には、地元の木を使って「ウッドマイレージ」を減らそうをテーマにした京都府立北桑田高等学校森林リサーチ科が受賞。
木質ペレット推進セミナー「ペレットストーブのある家づくり」ではペレット製造もしていることから、ペレットのできるまでや種類、ペレットストーブからそのための家づくりの準備などに加え、同協同組合と白川町の紹介を100人の参加者を前に軽妙でテンポのいい語り口で講演した。