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2008年2月20日

【東京合板工業組合】補助事業で国産間伐材原料の椅子を作成
本紙「感謝クラブ」協力で児童養護施設に70脚寄贈

食堂やホール、接客フロアなど施設のほぼ全個所のイスを交換。「あたたかさと優しさが感じられる」と職員にも好評。
食堂やホール、接客フロアなど施設のほぼ全個所のイスを交換。「あたたかさと優しさが感じられる」と職員にも好評。

さっそく座りごこちを確認する子どもたち
さっそく座りごこちを確認する子どもたち

国産間伐材の28ミリ「ネダノン」だけで構成されたイス
国産間伐材の28ミリ「ネダノン」だけで構成されたイス

「平成19年度間伐材用途開拓事業」の一環で東京合板工業組合(鈴木智理事長)はこのほど国産間伐スギ・ヒノキを原料とする合板で椅子70脚とテーブルを作成。

本紙が運営する任意団体「感謝クラブ」が協力し、児童養護施設・聖ヨゼフホームに児童・教職員用として搬入された。

補助事業の内容はスギ、ヒノキなど国産間伐材の有効活用として建築内装用・家具、インテリア用に試作しモニタリングを行い十分使用できることの実証化を図ること。


本紙は「感謝クラブ」の活動の一環としてとしてこの補助事業に協力し、椅子の老朽化で困っていた児童養護施設 聖ヨゼフホームを同補助事業のモニター物件として紹介、70脚におよぶ児童、教職員用の椅子を寄贈するに至った。椅子の作成には国産スギとヒノキの間伐を原料とした構造用厚物合板「ネダノン」(3×6判)の28ミリ厚が40枚使用された。椅子の寸法は高さが約40センチ、幅33センチと比較的コンパクトで重さはスギ材の比率が高いために軽量。躯体は全て合板で構成されているために強度も安全性も高く子供の遊びにも十分対応できるものだ。また、テーブルに関しては同じく「ネダノン」(3×6判28ミリ)が使用され、これは1卓のみ寄贈された。今回、同補助事業の部材供給および作成は(株)マルヒとスリーエスサービス(株)が担当している。

施設の職員は「重さは見た目より軽く小さな子供でも持ち運びができます。

また金属製の脚のものとは異なり、非常に優しい感じで末永く使えるものと感じました。このような椅子がもっと学校など教育関連の施設に普及すれば良いと思います。背もたれは姿勢をよくして座ろうということであえてお願いしませんでした。子供たちもとても喜んでおり、来客の方々からも好評をいただいています。本当に素晴らしい贈り物に心から感謝しています」と椅子の感想を述べている。

一方事業の実施にあたった東京合板工業組合は「国産間伐材の活用用途は様々だが、用途開発のみに止まらず、もっと今の子供たちが木の製品に触れる機会を大人たちが増やしていかなければならないと思う。国内の間伐材消費も今後増えるであろうが、これに伴いその環境づくりを進める必要がある。今回、このようなかたちで補助事業を実施できたことを嬉しく思っている」と述べている。

▽今回補助事業に協力した「感謝クラブ」メンバー

小林俊三様・島本由起子様・小曽納明様(有限会社筑波弓家)・仲原伸行様(株式会社ナカハラ)・西田茂様(日本システム株式会社)・加茂通人様(同)・山下昭郎様(山下木材株式会社)・一條達雄様(一條ランバー株式会社)・株式会社伊藤商店様・江守淳一様(株式会社江守)・竹内誠作様(株式会社竹内欅材店)・井上篤博様(株式会社セイホク)・大阪木材仲買協同組合様・フォーユーホーム株式会社様・薄光喜様(マルコー株式会社)・松村重平様(有限会社松村木材店)・植木芳勝様(平和木材株式会社)・伊藤慎一郎様(丸二木材株式会社)・柏原成信様(柏原銘木店)・小林典子様・鈴木久雄様(丸宇北浜市場)・小川典洋様(小川木材株式会社)・二村正夫様(アミテック株式会社)・東京合板工業組合様・松屋産業株式会社(第一八幡木材、行橋木材市場、大分木材市場、玄海木材市場、田川JAS)様・六車巧治様。