木材・建材業界を応援する住まいの総合マガジン 林材新聞

お問い合わせ先

株式会社 林材新聞社

TEL:03-3641-8953(代)
FAX:03-3641-5794

2008年2月5日

【セイホク】 岐阜県に合板工場建設

100%国産材の構造用合板250万枚超(年)生産

セイホク(株)(東京都、井上篤博社長)は、国産材100%の構造用合板工場を岐阜県中津川市加子母万賀の付知に接する民有林地に事業費65億円投じ平成22年上半期操業目指し、県内林業団体などと事業協同組合を今年4‐6月に設立するため1月29日に岐阜県庁で県、中津川市と締結式を行った。

岐阜県の素材生産約18万立方メートル拡大効果

建設する合板工場は12ミリ厚換算で年間250万枚から300万枚生産し、スギ、ヒノキ、カラ松原木B材を同10万立方メートル使用するため事業面積7ヘクタールに工場敷地3・5ヘクタール計画し事業費65億円を投じる。65億円の事業費のうち2分の1は国、県、中津川市で助成する。

また今年4月以降に設立する事業協同組合は、セイホクを中核に岐阜県森林組合連合会や同県森林施業協会など7社で構成。

井上篤博セイホク社長は岐阜県に進出を決定した理由について「原料を安定的に確保できる裏づけができた」点と「名古屋、大阪の消費地へのアクセスとインフラ整備」を挙げた。

岐阜県としては、B材年間消費量10万立方メートル(約10億円)の波及効果について、併せて生産されるA材(約6万立方メートル)、C材(2万立方メートル)の生産増大と生産コスト低減やこれによって間伐促進2600ヘクタール、森林所有者に6億円林業所得が増え、新規雇用40名から50名を挙げている。

その結果同県の素材生産量30万500立方メートルが48万5000立方メートルに拡大する。

そこで古田肇県知事は「植えて育てるだけでなく木って使う生きた森林づくりにつながる」とセイホク進出に期待を寄せ中津川市とともに力を合わせ具体的な形にしたいと述べた。大山耕二中津川市長も森林80%を占める同市の放置していた間伐材や末利用材の利用によって多面的な森林の機能を高めることができ記念すべきことだ、と歓迎した。

生産される構造用合板は、5プライでフェイス(表板)とバック(裏板)にカラ松やヒノキ単板を使い内部にスギを使う。厚みは7・5ミリから30ミリの構造用合板で、耐力壁や床板、屋根などの資材になる。