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2007年6月10日

シリーズ国産材時代成否のカギ握る 各産地素材システム
外材、産地間競争を制する各県の間伐促進策

建築材市場の独占を果たしたかに見えた「北欧、ロシア材」の相場高騰と供給難は、シーソーゲームのようにもう一方の負け組に転落していた国産材、米材の復活に昨年から急速に傾いた。市場での力関係を決定する「価格競争力とそれに供給力、品質の安定」のうち、特に北欧、ロシア材の価格が杉、米松競合製品に対し相当割高になったからだ。RW集成平角7万円に対し米松平角KD5万7000~5万8000円であり1万2000円前後の値開き。WW間柱6万円に対し杉間柱KD5万5000円で5000円の差。エゾタルキ6万円に対し杉タルキ(グリーン、プレーナー)5万5000円。

杉と米松が今後もこうした価格差を維持しながら、特に杉の場合は安定した供給と品質を高めるには、まず第一に低コストの間伐促進のシステムがいかに構築できるかにかかっている。

そこで各県とも、持続可能な健全森林づくりと車の両輪になる杉間伐材需要拡大のポイントになる低コスト間伐促進システムに向け全力投球を始めている。「いくら優れた工場を建設しても、低コストの間伐材が安定供給できなければ絵に描いた餅になる」(県担当者)からだ。また杉産地間競争もどれだけ低コストで安定供給できるかにかかっている。